私には娘が3人いる。前夫との間にできた子どもだ。以前、初対面の女性に「全員、お父さんが違うんですかぁ?」と失礼なことを聞かれたことがあるが、全員、同じ父親だ。知っている人が見たらすぐにわかる。特に、3女は父親そっくりだ。

24歳で、結婚。25歳、28歳、30歳で出産。9年間の結婚生活の後に離婚。原因は、借金、転職癖、虚言癖、私のお金の度重なる横領、娘への暴力など一言で語れるものではない。

33歳。私は、3人の命の責任を一人で背負う覚悟を決めた。

この重責については、同じ経験をした人にしかわからないと思っている。私が選んだことだけど、だからこその重みがある。どれだけ宇宙的感覚を持っていても「わかります」なんて言われたくない。等身大の地球サイズの私の心がそう叫んでいる。そして、わかってもらいたいとも思っていない。わかってくれるのはきっと、もうこの世にいない魂だけだろうから。

そして、私も自分とは違う苦労をしてきた人のことはわからない。それでいいと思う。「私たちは互いにわからないのだ」ということを理解する。それが生きるうえで重要だし、それこそが大きな愛だと私は思っている。

「わからないけど、この世でみんな『自分のストーリー』を生きている」。そう考えると、お互いに応援できると思うのだ。それだけで美しいと思うのだ。

前置きが長くなったが、そんな娘たちのことを、私は、本当にかわいくてかわいくて、時にはイライラしつつ(笑)でも、本当に愛してきた。愛し方が彼女たちにとって望むものではないこともたくさんあっただろうと思う。それに伝わっているかどうかはわからない。でも、彼女たちは間違いなく私の宝物だ。彼女たちのいない人生なんてあり得ない。

とはいえ「一人の命だから」と、これまであまり大きなルールを決めずに育ててきた。自分の親が数え切れないほどのルールを持っていたから……というのも大きい。母のように娘の心を壊してまで、「正しいこと(と親が思っていること)」を伝えたいとは思わなかった。娘の心を壊していないだろうかと考えすぎていたぐらいだ。

そんな娘たちに、やはりちゃんと伝えておくべきだと思ったことを、ここに書いていこうと思う。遅すぎる、私からの「娘への伝言」。

Web上にアップする必要があるのかどうかはさておき、「女の子の母親」としての考えをまとめていきたいと思う。まとめたうえで、彼女たちに託そうと思う。

守るもよし、守らないもよし。強制ではない。

伝えるだけ伝えて、本人が選択すればよい。ただ、一切のエゴを伝えないのも違うという気がしてきたので、大切なことだけは伝えていこうと心に決めた。

娘たち、心して読んでください。

1. 自分の生命を一生懸命生きること

まず、生きていくうえでの大前提として伝えたいこと。それは、「自分」という生命を、人生を、一生懸命生きること。

決して「がんばり続けなさい」ということではありません。なにかを盲目的にがんばればいいわけではない。ただポジティブであればいいわけでもない。

もちろん「がんばる」ことは美しい。でも、生きる目的が「がんばること」である必要はない。そういう人は、身体の声を無視してでもがんばり続けて、挙句、難病や不治の病になったりするものです。

がんばり過ぎてしまう人は、「人からの評価」ばかり気になる人です。「他人軸」で生きている人です。がんばれない自分を愛せないのです。でも、それでは「自分」がかわいそう。

立ち止まってもいいし、後ろを振り向いてもいい。それがダメなことだなんて「固定観念」。仕事一筋じゃなくていい。たくさん遊べばいい。

ただ、「自分」という存在のストーリーが「今のままでいいのか」を常に問い続けてほしい。「いい」と思えるなら、それでいいし、思えないなら、逃げてばかりじゃあダメです。

がんばる必要もないけれど、「がんばらなくていい」わけでもない。ときにはがむしゃらになってみるのも素晴らしい経験です。

「時間」という宝物を、平気で投げ捨て続けるようなことはしてもらいたくないのです。

たくさん遊んで、たくさん自分をわくわくさせて、たくさん美しい景色を見たらいい。悲しい体験も含めて、人と関わり、心を通わせる体験をしたらいい。

でも、ゆっくりでいいから「そこから学ぶ」ということをしてもらいたい。なにかを得て、それによって「自分」という魂を育んでほしい。

例えば、1日の大半を「芸能人」のことばかり考えて過ごす。……そんな人生で終わってほしくない。意識をもっと「自分」に向けてほしい。

「芸能人」が好きでもいいのです。ただ、自分の人生を「他人(芸能人)」に明け渡してもらいたくないのです。あなたの人生だから。あなたはあなたのために時間をもっと使ってほしい。

自分ではないだれかの応援をする時間を、少しでも自分に使ってもらいたいのです。まず、自分の応援をしてもらいたいのです。

あなたの人生は、あなたのもの。

だから、1日をどう過ごすかは、あなたが決めることです。でも、本当に自由にしたいのならば、自活して「生活の責任」を負いなさい。

家にいる間中、何時間も携帯やテレビなど「画面ばかり」を見ていたい!というのなら、そんな娘を養う親として出しておきたい条件があります。

・学生であること
・未成年であること


1日の大半を勉強しているのならいい。未成年ならいい。そのどちらでもなく同居しているなら、家にお金を入れるべきです。元は、わが家は母子家庭なのですから。そうでなくても、家庭の方針として、子どもを独立させる考えもあるものです。自分から独立しようとする子どもだっているものです。

ずっと、「子どもは親の所有物ではない」「親が自分の好みを押しつけるべきではない」と思い、門限や外泊のルール以外、あまりいろいろ言わずに育ててきました。ママがよくばぁばから言われていた「養ってもらっているんだから親の言うことを聞きなさい!」というセリフは、ある視点から見ると正論かもしれませんが虐待です。産んだのは親なのに「育ててやっている」はおかしい。

でも、血の繋がった親子だからこそ、自分の好みも伝えていこうと思うのです。そして、親子で考えが違うのなら、親に頼るのをやめて、家を出て自活しましょう。成人したら、それがお互いのためとなるはずです。

「音楽」「映画」「旅行」ならOKで、「芸能人」だとダメなのはなぜ? と思うでしょう。

「人」だと「執着」に変わることが多いからです(恋愛含む)。
そして、「人」に興味を持っている間、「自分」が疎かになるからです。


それに、単純にママの好みです。ママのエゴです。

「人を応援する暇があったら、自分を応援しなさい」。ママはそう思います。自分を応援できているうえでなら追求すればいいと思います。恋愛に溺れてもいい、芸能人のオタクでもいい。

でも、まずは、自分。自分をしっかり育てなさい。

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One thought on “1.一生懸命「自分」を生きなさい”

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