今日、駅の階段で段差を踏み外して足を捻って捻挫をした。考えごとをしていた訳でもなく、普通に歩いていたら、時間が飛んだ(笑)ときどき時間が飛ぶことがあるのだが、そういう経験をすることはないだろうか。きっと私だけではないと思っている。
前にボディワークのセッションツアーをしているとき、三重で3台の玉突き事故の真ん中になったことがある。そのときも目の前に突然車が現れた感覚だった。しかも、そのとき夫婦共同じ感覚だったのが不思議だ。先日も和歌山の熊野に行こうとして三重周りで行ったら、着いた先が伊勢神宮だった。これも偶然三重だが、なぜ伊勢神宮にいるのか? 目的地は熊野じゃなくて伊勢だったような気にさえなる(笑)
話を戻して、今日は強烈に捻挫をした。電車に乗る前だったので、足を引きずりながら電車に乗った。電車に乗ったらすぐに座席に座り、足に触れてボディワークをする。そうすると、すぐに腫れが引き痛みがどんどん消えていく。足首の可動域はむしろ今の方が広いぐらいだ。
以前、広島の宮島で妻が大転けしたことがある。そのときもひどい捻挫だったが、すぐにボディワークをすると、大転けしたときの身体の緊張が抜け、すぐに歩けるようになった。捻挫や車の事故の鞭打ちもそうだが、身体に物理的な力が加わったとき、受けた力の衝撃が身体に残っている。すぐにそれを抜いてしまえば、後遺症は残りにくい。むしろ、すぐに身体は元に戻ろうとする。しかし、そんな発想を持っている人はほとんどいないので、受けた力の衝撃を残したまま、治療やケアをするため、いつまでも時間がかかってしまうのだ。捻挫をして冷やしている時間があったらボディワークをした方がはるかに治癒に向かう。
数年前に、標高2500mの山小屋で働いていたことがある。そこで一緒に働いていた同僚がナイフで手を大きく切ってしまったことがあった。その環境ではすぐに病院にいくことなどできない。まず山を自力で下山するのに8時間はかかる。そこから病院に向かうことになる。山小屋には応急処置ができる最低限のものしかなかった。そこで私が患部にボディワークをしたところ、流れ出ていた血が止まった。
私がやっているボディワークは、知識ではない。人としてのあり方だ。それを身につけてしまえば、こういったこともできるようになる。しかし、怪我をしたとき、火傷をしたとき、そのときすぐにボディワークができないと、効果が最大限に出でなくなる。時間がたつと、受けた衝撃に身体が慣れようとしてしまう。だから、ボディワークでその前になかったことにするのだ。
私がボディワークを学んで良かったことは、いくつもある。それらは人生が変わってしまうようなことばかりだ。それ以外にも今回のように、怪我をしたらすぐに対応できるようになったことは大きいと思う。自分だけではなく、家族や身の回りの人のピンチに対応できるようになったからだ。
たとえクライアントを集めてボディワーカーとして仕事にしなくても、自分の身の回りの人たちのサポートができるようになるだけでも、人生にとって大きくプラスになるのではないだろうか。
4月の第二週に私がやっているボディワークの基本のクラス3日間を開催する予定だ。別にボディワーカーになるという決心までしなくていい。生命に興味があったり、身体ってすごいを体感したかったりする人におすすめだ。そして、もしもの時に身の回りの人をサポートする力が身につく。これは人生にとって宝になると思う。
興味のある方は下のリンクをクリックし、そのページの下にあるイベント情報をご覧いただきたい。身体の能力を最大限に生かすあり方をお伝えする。
https://www.unfoldingbodywork.com/class
ボディワークをしていたおかげで、明日の5リズムのスウェットにも行けそうだ。それに月末にシンガポールに5リズムのクラスを受けに行くのもできなくなるところだった。私はシンガポールで踊るために、ボディワークをしていたのかもしれない(笑)