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目に見えない心と目に見える身体。
心と身体はつながっているといいますが、
具体的にどう繋がっているのか?
体系的に理解するためには新たな概念が必要です。
それについては未だ科学的に解明されていませんが、
参考となる概念のひとつがインドの伝統医学にあります。
インドの伝統医学では、大自然は「空・風・火・水・地」の
5つの元素(5elements)でできていると考え、
大自然の一部である人間もまた、
5つの元素で構成されていると考えます。
インドの伝統医学では、
この5つの元素のバランスが健康のカギを握ると考えられ、
有名な3つのドーシャの概念も、
この5つの元素の組み合わせでできています。
5回シリーズの4回目の今回は、
心と身体をつなぐ5つの元素のうち「水」の元素についてご紹介します。
(1)「水」は受容と変容のエネルギー
水は個体や液体、気体へと性質を変えながら、
地球上を循環しています。
また、媒体として他の物質を溶かすことができるのも水の特徴です。
生命体は境界を持つことで個を確立しますが、
水は変容することで、その境界を溶かすように
あらゆ生命と繋がることができます。
「受容」と「変容」、これが水の元素の性質です。
水の元素は主に母子間、恋人間など、
密接関係で起こるエネルギーを司っています。
私たちはへその緒を通して母親と繋がり、
栄養素や愛情を受け取りながら、
母親のお腹の中で受容と変容の体験を繰り返します。
生まれた後は社会のなかで
受容と変容を体験し成長します。
しかし、過保護や過剰な愛情のなかで育ってしまうと、
社会のなかで受容と変容を体験できず
意思が育ちにくくなるようです。
また、逆に愛情が少なすぎても、
水の元素がカラカラになるので
問題が起こってきます。
そういったバランスの崩れが
慢性的な症状の原因となることがあるようです。
何でも適度が大事ですね。
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(2)「水」を循環するエクササイズ
水の元素のバランスが崩れてくると、
身体的には腰痛や生理不順、生殖器系に問題が起こってきたり、
心理的には執着や承認欲求が強すぎたり、
人を思い通りにコントロールしようとしすぎたりする
傾向があるようです。
滞った水のエネルギーは、
雨上がりの水たまりのように淀んできます。
水のエネルギーを循環するためのエクササイズをご紹介します。
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