コミュニケーション

プライベートの落とし穴

 先日、1週間ほどシンガポールへ行ってきた。宿泊はドミトリーのゲストハウス。1泊1600円程で朝食つきだ。ゲストハウスでは、1つの部屋にベッドがいくつもあり、いわゆる相部屋だ。料金体系も通常のホテルのような1部屋単位ではなく、1ベット単位。多くはシャワーもトイレも共有だ。海外をバックパック一つで旅をした20代のころから、ゲストハウスが大好きだ。宿泊費が抑えられることも魅力だが、そこで出会いがあることも魅力だ。

 今回のシンガポール滞在では、2ヶ所のゲストハウスをはしごした。ゲストハウスによって趣向が違うし、場所が変われば滞在している人たちの傾向も変わるからだ。今回、2ヶ所のゲストハウスに滞在したことで気づいたことがあるのでシェアしたい。

 一ヶ所目のゲストハウスは、ベッドがオープンで隣の人や部屋にいる人がパソコンをしていたり、読書をしていたりするのがまるみえだった。それでいてなんとなくパーソナルスペースを確保できている。目が合えば会話をすることもあるが、相手が何かをしていたり、自分が何かをしていたりすると、そこに介入してくる人はいない。

 二ヶ所目のゲストハウスは、ベッドにはカーテンがついていて、しっかりプライベートが確保できるというのがウリだ。しかし、これが私には疑問を感じるポイントになった。しっかりプライベートが確保できるのかもしれないが、カーテンで仕切ったり、分けたりすることで、隣にどんな人がいるのかわからなくなる。隣人の顔が見えなくなる。これが不安や恐怖を起させるのだ。そして、夜中に誰かが電話をしてうるさかったりすると、不安や恐怖から怒りに変わる。たった一枚のカーテンで、心理的に穏やかにいられなくなってしまう。

 夜中に声をかけられてカーテンを開けてみると、そこにはガタイのいい黒人男性が立っていた。何をいうのかと思えば、「この部屋でお金をなくした」という。本当にお金をなくして困っていたのかもしれないが、すでに相手が私を疑っているように感じるので、私も「本当か?」と疑ってしまう。カーテン1枚でこんなにも心理的に影響を受けてしまうのか? と自分でも驚いている。

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