目に見えない心と目に見える身体。
心と身体はつながっているといいますが、
具体的にどう繋がっているのか?

体系的に理解するためには
新たな概念が必要です。

それについては未だ科学的に
解明されていませんが、
参考となる概念のひとつが
インドの伝統医学にあります。

インドの伝統医学では、
大自然は「空・風・火・水・地」の
5つの元素(5elements)で
できていると考え、
大自然の一部である人間もまた、
5つの元素で構成されていると考えます。

インドの伝統医学では、
この5つの元素のバランスが健康のカギを
握ると考えられ、有名な3つのドーシャの
概念も、この5つの元素の組み合わせで
できています。

5回シリーズの3回目の今回は、
身体をつなぐ5つの元素のうち
「火」の元素についてご紹介します

(1)「火」は行動と消化のエネルギー

火の元素の強い人は、
筋肉質で身体が引き締まっていて、
行動的な傾向があります。

声はお腹から出ていて大きく、
健康的に見えます。

また、情熱的で集中力もあり、
何かを成し遂げようとします。

逆に気分屋で忍耐力がなく、
自己中心的に思われることもあります。

「火」は行動のエネルギーです。
しかし、生活のなかでやりたいことを
我慢したり、言いたいことを
抑えたりしていると、
「思考・感情」と「行動」が
一致しなくなり、「火」のエネルギーは
不完全燃焼を起こししまいます。

そうなると、今度はその鬱積した
エネルギーを、消化で発散する
回路が働き始めます。

消化には熱が必要です。
窮屈感を感じストレスが溜まると、
食べ過ぎてしまうのはそのためです。

ストレスが溜まったときに、新鮮なサラダの
やけ食いをする人はいません。

スイーツや肉、アルコールな胃腸に負担を
かけるものばかりです。
行動で使えなかった「火」のエネルギーを
消化で発散しようとするのです。

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(2)「火」を取り戻すエクササイズ

火の元素のバランスを崩すと、
消火器系が硬くなって
疲れやすくなってきたり、
消化不良や胸焼けを
起こしやすくなってきたりします。

火のエネルギーを鬱積させないためには
思考や感情と行動を一致させて
生きることは重要ですが、
人と関わりながら生きていくなかで
実践し続けるのは難しいことです。

今回は鬱積した火のエネルギーを
発散するためのエクササイズを
ご紹介します。

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脱力から心身のパフォーマンスを上げるUnfolding Bodywork

ストレス刺激、電磁波、食べ物などあらゆる刺激を受け、身体は緊張を蓄積し続けています。そして、私たちは身体が持つ本来の力を使えていないことに気づいていません。現代人に必要なのは緊張から解き放たれるために「脱力」すること。脱力さえできれば感性が開き、心身のパフォーマンスが上がってきます。

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