2018年1月に5Rhythmsに出会い、踊り始めてもうすぐ1年半。東京、大阪、名古屋、京都と時間があれば踊りに行った。今では暇があれば家でも踊っている。踊ることはボディワーカーとしての身体への探求といえばかっこいいかもしれないが、自分自身への探求が5Rhythmsを続ける理由だ。

 人は生まれてから死ぬまで身体を通して成長し続ける。子どもから大人になる身体の変化だけが成長ではない。思考や感情、精神、意識の成長は身体とは無関係のように思われているが、そもそも身体がないとそれらは成立しない。身体が変化することで、人間的にも成長しているのだ。

 私たちは思考で身体をコントロールすることを教育されている。その思考のコントロールがキツければキツイほど身体が自由に動かなくなってくる。「頭でっかち」と表現されるように思考する頭が大きくなりすぎて、身体が身動き取れなくなってしまうのだ。

 思考のコントロールから身体を解放するのは簡単だ。しかし、多くの人は思考のコントロールを緩めようとして「思考」してしてしまう。思考のコントロールを緩めるには、身体を自由にしてあげればいい。私のUnfolding Bodyworkでも身体が自発的に緩んでくると、思考のコントロールから身体が自由になり、ついには思考で身体をコントロールすることが苦痛になってくることがある。

 たとえボディワークのような人からのサポートがなくても、思考のコントロールは外していける。それは身体を自由に動かしていくことだ。例えば、考えすぎて悩んでいる人は身体が止まっている。つまり成長もストップしている。それなら身体を自由にして動かせばいい。成長は再スタートする。感情を抑え込む癖も思考の影響だ。「ここで感情を表現してはいけない」「人にどう思われるかわからない」と思考している。もしそれに悩んでいるなら身体で表現してみるといい。身体を止めるから感情が抑え込まれてしまうのだ。

 5Rhythmsを始めて1ヶ月目の2018年2月に撮影した動画が出てきた。今では見るのも恥ずかしいダンス動画だが、現在の動画と見比べてみると感じるものがあった。

 そして、以下のダンス動画が今月のものだ。

 2018年の動画は思考しないダンスを思考して踊ろうとしている感がある。思考すると動きがぎこちなく(不自然に)なるのだろう。それに比べて今月の動画を見ると、背中など動いていない部分が動くようになってきている。私自身、身体を少し使えるようになってきた感もある。身体の動きを見ているだけでも、思考や感情の持ち方が変化していそうな感じがしないだろうか。

 踊ることだけが要因ではないが、踊り始めてから感情表現が少しずつできるようになってきている。最近は心が震えれば、人前でも簡単に泣けるようになってきた。心が震えること自体、これまで経験したことがなかったが、今なら心が震える良さがとてもよくわかる。

 踊りはとても奥が深い。5Rhythmsに1回だけ参加してわかった気になっている人がいると聞くが、それだけでは何も見えてこない。5Rhythmsをわかろうとすること自体違うようにも思う。

 しかし、ここまで書いて、今、私は5Rhythmsを理解しようとしていないことに気がついた。自身のなかにある波を感じて、5Rhythmsと書いたサーフボードで身体と一緒に波乗りするのを、ただ楽しんでいる。そして、自身のなかにあるまだ見ぬ波(wave)が来るのを楽しみにしている感じだ。どんな波が出てきても、波の力に同調したり、反発したり、うまく利用したりして楽しみながら波乗りができる気がする。

 また時間が経てば踊りの動きが変わっているだろう。そのとき、私はこの動画をみてどう感じるのか? それを想像するとワクワクする。成長し続けるというのはこういうことかもしれない。

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脱力から心身のパフォーマンスを上げるUnfolding Bodywork

ストレス刺激、電磁波、食べ物などあらゆる刺激を受け、身体は緊張を蓄積し続けています。そして、私たちは身体が持つ本来の力を使えていないことに気づいていません。現代人に必要なのは緊張から解き放たれるために「脱力」すること。脱力さえできれば感性が開き、心身のパフォーマンスが上がってきます。

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