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過敏? 鈍感? 慢性的な症状はなぜ起こる?
前回は電磁波の話を書きました。
今回はその続きです。
電磁波に過敏な方もいれば、そうではない方もいます。
この違いは何なのか? を
身体の適応能力という視点から考察したいと思います。
身体の適応能力というのは、
環境に適応する能力のことです。
ホメオスタシス(恒常性維持)とも言います。
例をあげると、寒い環境に行くと、
身体は体温を高めようとしたり、
逆に暑い環境に行くと、
発汗して体温を下げようとする機能です。
私たちの身体はこの恒常性維持機能が優れているため、
環境の変化に適応して生きていけるのです。
しかし、この機能が優れすぎているため、
電磁波に過敏な方やそうでない方、
または、あらゆる慢性的な症状が
起こっているのではないでしょうか?
(1)ホメオスタシス(生体恒常性維持機能)って?
![vol112-23-1.gif](https://prema.binchoutan.com/r-natural_mt/vol112-23-1.gif)
ホメオスタシスとは、環境の変化に関わらず、
私たちの身体を一定に保とうとする働きです。
この働きが崩れてしまうと、
心身のバランスが崩れてしまいます。
ホメオスタシスは、よくコップに例えられます。
コップには、電磁波や薬品ストレス、
精神ストレスなどが無差別に放り込まれます。
そのコップの限界を超えたときに、
症状が発症すると言われています。
そのコップの大きさは個人差があります。
(2)ホメオスタシスの適応と破綻
電磁波を受けても、
過敏な人とそうでない人がいるのはなぜでしょうか?
そのヒントになるのが下記のグラフです。
初めてストレスを受けたときに症状が出る警告期、
症状が回復したように見えるマスキング期、
慢性的な症状となる器官衰退期と経過します。
ホメオスタシスが機能しているのはマスキング期です。
慢性的な症状の始まりは、
身体への反応が出てすぐに治ったようにみえる前の
警告期であることがわかります。
この小さな変化を逃さずケアをすることが、
慢性的な症状を作らないためには重要ですが、
ホメオスタシスの機能が優秀であるため、
気づきにくいのかもしれません。
電磁波に過敏なのは、
身体が反応しているからだと考えると、
警告期、あるいは器官衰退期にあり、
過敏でない方はマスキング期にいると
考えることができるのではないでしょうか?
![vol112-23-2.gif](https://prema.binchoutan.com/r-natural_mt/vol112-23-2.gif)
どちらにしても、アーシングなどの日々のケアが大切です。
電磁波過敏症チェックリスト
電磁波対策先進国スウェーデンにある
電磁波過敏症団体が作っている
過敏症へつながるチェックリストをご紹介します。
家電製品や携帯電話など
電磁波発生源の近くで以下の症状が起きたら要注意だそうです。
- 顔に不自然なほてりを感じる
- 顔や身体にチクチク、ズキズキといった感覚がある
- 集中できない、だるい
- 鼻や喉の粘膜が腫れる
- 頭痛やめまいがする
- カゼのひきはじめのような症状が出る
- 鼻や喉などの粘膜が乾燥し、目に刺激を感じる
- 歯やあごが痛い
- 筋肉や関節が痛い
- 動悸がする