3年前までは命の不思議について、
その謎を解き明かしたくて
ボディワークをやっていました。
すでにいろんな人に話してきましたが、
そもそも人を癒したいという気持ちが、
私にはありません。
工学部出身ということもあり、
探求心だけが私のなかにありました。
経験したことを工夫して、実践する、
また、その経験から工夫をして実践する……。
そのようにして日々研究していくうちに、
どんどん感覚が繊細になって、
言葉を使わなくてもいろんなことが
分かるようになってきました。
気づいたら宇宙人のようになっていて、
周りの地球人と全く価値観が合わない。
どんどん生きにくくなってくる。
答えが出ちゃった……
でも、3年前のある日、
突然、探求し続けていた答えがでてしまいます。
しかも、それは私自身もとても納得できる答えでした。
(答えはヒミツ。自分で見つけてください)
それからは、真剣にクライアントと向き合いながらも、
どこかぽっかり穴が開いたような感覚で
セッションしていました。
それがある意味、ニュートラルな在り方に
繋がっているのかもしれません。
「結果を手放すことが、必要な結果を導く」
と、この間のクラスでも伝えたのですが、
「結果を手放すことをも手放してしまう」と
「何もしない」という在り方が生まれてきます。
そこにはプラクティショナー(施術者)と
クライアントという役割の人がいるのではなく、
人と人がいるだけです。
その最もシンプルな関係性が
命が展開していく必要条件だと感じています。
ボディワークに身が入らない
答えがでてからは、私の人生のミッションである、
「世の中に医療の選択肢を増やす」ためのたった一つの手段だった、
ボディワークに身が入らなくなってきました。
以前のように研究する気にもならず、
気持ち的には半分ボディワークを卒業した感じ(笑)
そうこうしているときに、出会ったのが「プレマ」。
会社のミッションが、私のミッションと近いと思いました。
ボディーワークはセッションを通してでしか、
人に価値を提供することができません。
プレマは商品を通してでしか、
人に価値を提供することはできません。
価値を提供する手法が違うだけで、ミッションが同じなら、
ボディワーク以外の方法があってもいいかなと思ったのです。
自分のミッションを見失わなければ、
千手観音みたいに、たくさんの手段を持っている方が、
より自由で楽しいんじゃないかと。
そして、最初は一人でやっていたムーブメントが、
会社を通して拡散していくなら、
こんな素晴らしいことはないと思います。
今年から本格的にボディワークも再開し、
ワークショップやUnfolding Bodyworkを
学ぶクラスを開催しています。
プレマで学んでいることと組み合わせることで、
(宇宙人的な)ボディワーク1本で活動していたときよりも、
(地球人的な)視野が広がった状態で
セッションやワークショップ、クラスを
組み立てられるようになってきています。
そして、プレマがきっかけで、私のことを知ってくれる人もいますし、
逆にボディワークをきっかけに、プレマを知ってくれる人がいます。
私にとっては、どちらでもミッションを達成することができるので、
どちらがきっかけでもいいんです。
選択肢を増やすということ
つくづく、方法がひとつしかないということは、
とても窮屈なんだと思います。
逆にたくさんの方法をバラバラに持っていても不自由です。
意図をもって、それらを有機的に結びつけて統合できてこそ、
それらを自由に使いこなせるようになるのかもしれません。
私の人生のミッション「選択肢を増やす」もまた、
ただ世の中に提案するだけではなく、既存のものと有機的に結び付けて
統合していく必要がありそうです。